【キャラクターデザイナーイベント開催前インタビュー】イベント講師の仕事内容や働く環境、学生時代
ミクシィグループとしては初主催となる、キャラクターデザイナー志望学生向けイベント「夏だ！アートだ！モンストキャラデザ道場」を8/26(金)に開催します。
当日は、モンスターストライクのキャラクターデザインについて、キャラクターデザイナー（アートディレクター・イラストレーター）からひとつのキャラクターが出来上がるまでのプロセスを講義形式でお伝えします。
キャラクターデザイナーのお仕事が体験できるワークショップやポートフォリオのアドバイス会も実施予定です。
★詳細・応募はこちら
https://mixi-recruit.snar.jp/jobboard/detail.aspx?id=kK-qxPZPFHM
※応募締め切りは8/17(水)23:59です
今回は、当日講師として参加予定であるデザイナーの手島にインタビュー。
自身のキャリアやデザインにかける想いなどを聞いてみました。
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■お仕事や働く環境について教えてください。
XFLAG スタジオでモンスターストライクのキャラクターデザインを担当しています。
キャラクターデザインチームは複数のチームで成り立っており、それぞれ担当が異なります。例えば、月初・月末で担当チーム毎に繁忙期がそれぞれ違うので、それぞれの繁忙期ごとに最大限のパフォーマンスを出せる様、メンバー全員で力を合わせて業務を進めています。
・キャラクターデザインの業務とは？
基本的には、想定表（こういったキャラクターにしたい！という書面での指示書）のアイデア出しや骨子を作るところから始まり、どのイラストレーターに依頼するかなどの割り振りを行います。もちろん、自分で0からキャラクターをデザインすることもあります。
イラストレーターからあがってきたデザインを精査してクオリティを高め、スマホでみたときに最適な表現、見栄えになるように調整を繰り返す作業を経て、晴れて完成となります。ひとつのキャラが出来上がるまでは大体1ヶ月くらいかかります。
獣神化キャラの場合は2ヶ月ほどかかる事もあります。獣神化とは、既存のキャラに新たな力を発揮させること、更に上の強さや魅力を表現し、ユーザーさんにサプライズを届けることをコンセプトとしているので、より構想に時間をかけています。
・キャラクターデザインをする上でのこだわりは？
コンセプトがユーザーさんに伝わるように、よりわかりやすい表現を心がけています。その上で、指先のしぐさや表情など、細部まで気を抜かずにとことんこだわることで、コンセプトに秘めた細かいニュアンスや空気感、物語性をユーザーさんに伝えていきたいと考えています。
・コンセプトをユーザーさんに届けるために、努力しているところは？
日頃からあらゆるコンテンツに触れるようにしています。今まで興味がなかった分野でも「この造詣は勉強になるな」と思ったら心に留めておくなど、どんなキャラクター案件がきても、こだわりをもって対応できるように意識的にあらゆるデザインや作品に触れるようにしています。私の場合、これまであまり触れる機会の無かった、たとえばメカ物のデザインであるとかモンスターのデザインだったりにも強く興味を持つ様になりました。
・学生時代や社会人になってからの経歴を教えてください！
学生時代はグラフィックデザインを専攻していました。
キャラクターデザインだけでなく、広告のデザイン、書籍のデザインなど幅広く勉強していました。卒業後はデザイン事務所に就職しグラフィックデザイナーとして働いていましたが、その中で、広告や紙面デザインで表現する事だけでなく、元々ずっと好きで描いていたイラストという方法で表現をする事を追求していきたいという思いが強くなり、フリーランスとしてイラストレーターを始めました。主にソーシャルゲームのイラストを制作していたのですが、当時はあくまでもイラスト制作の一部分しか携わる機会が無く、もっとキャラクター作りに深く関わっていきたい！もっと世界観やキャラクターの根幹から作っていきたい！と思う様になり、ミクシィに転職しました。
・手島さんの思うキャラクターデザイナーに必要な要素は？
与えられたお題に対して何を求められているのかを正しく読み取る力と、お題の中でどれだけ自分で世界観や物語性を広げていけるかの「妄想力」だと思います。
また、前者の読み取り力に関しては密なコミュニケーションも必要になってきます。自分がこれから作ろうとしているキャラクターが求められているもののイメージに合致しているのかとことん擦り合せる事で、キャラクターのしっかりした軸が出来ていくと思うからです。その上で、求められているお題をクリアしていきながら良い意味でどんどん振り切っていったり新しいチャレンジをして、あっと驚かせる様なキャラクターデザインをしていけたらと日々奮闘しています。
■ミクシィに入社して一番最初にやった仕事は？
モンストクエストに入る際、マルチで入るかソロで入るかを選択するボタンの、リドラたちの絵を描きました。
線画、塗り等のクオリティラインや、モンストの世界観の勉強も含めて3リドラで一度やってみようということで任せてもらいました。
正直とてつもなく難しかったです。
リドラたちはモンストの顔とも言えるキャラクターで、シンプルながらも造形は思った以上に難しかったです。今までに無いポーズをつけたとき、手足や顔の描写はどうなるのかとか、既存のイラストを研究する必要もありました…いきなりかなり目立つ部分の担当をさせてもらったのでやりがいもプレッシャーも大きかったです。
しかし、チーム内の社員同士のコミュニケーションがとても活発で、周りのメンバーにサポートもたくさんしてもらい、無事実装となりました…！
・チームはどんな雰囲気なんですか？
基本的にみんな仲が良いです。
しかしメンバーそれぞれにこだわりがあるので、時に議論が白熱する事もあります。ですが、衝突したとしてもお互いの意見の良いところを取り入れつつ、みんなが納得できるラインを探りながら進めています。
また、衝突が有ったからこそ到達できるクオリティや物作りが出来ると思っているので、そのあたりはこだわりを隠さずどんどん出していっています。任せられるところはチームメンバーに任せ、新しい事や個人がやってみたいと思う仕事を率先してあたってもらっていますので、出来る事の幅は日に日に広がっていっているのではないでしょうか。新しいメンバーとも密にコミュニケーションをとって、チームのマインドを掴んでもらえる様、みんなでサポートしています。
・デザイナー目線での、ミクシィの魅力は？
やりたい！と思ったことをやらせてもらえる環境です。
やりたいと思った仕事は積極的に携わらせてもらえますし、そのためにメンバーでサポートしていく体制もあります。もちろん、サポートしてもらうばかりでなく、サポートする立場になる事もありますが、それによってみんながモチベーション高く仕事に携われる、とても良い環境だと感じています。
『獣神化ヴァルキリー』も、メンバーの支え合ってこそ描く事が出来たと思っています。
ヴァルキリー獣神化
また、ミクシィは一人ひとりの裁量が明確で幅広いことも魅力だと思います。
自分がこのキャラを作り上げたんだ、担当してきたんだ、という思いを持てますし、キャラクターを作り上げる上でも、このキャラを可愛く、あるいはかっこ良くするのは自分だ！と責任感を持ちながら仕事ができますので、自分の中での到達点をかなり高く設定してシビアに仕事に向き合えます。モンストのキャラデザチームでは一人ひとりがアートディレクターでありイラストレーターです。担当するキャラクターに対して意思決定の多くの部分を任されているので、やりがいは相当あると思います！
■今回初開催するモンストキャラデザ道場の開催背景を教えてください
学生の方々に、モンストのキャラクター作りの現場を知ってもらいたいと思っています。
具体的に制作環境をお見せすることで、キャラクター作りの楽しさや難しさを身近に感じてもらいつつ、モンストの現場の熱量を知っていただきたいです！
・イベントではどんな学生さんとお会いしたい？
キャラクターデザイナーになりたい方はもちろん、ちょっと興味がある程度という方々にも、キャラクターデザインの楽しさをお伝えしたいです。
イベントでは、キャラクターデザイナーの仕事が体験できるワークショップもありますが、デジタルツールは使用しませんので、専門的なスキルも必要ありません。
少しでもキャラクターデザインに興味ある方にはぜひ安心してイベントにお越しいただきたいです。
キャラクターデザインやイラスト制作に限らず、「何かを作り上げたい」という熱意のある方とぜひお話ししてみたいです！
★詳細・応募はこちらからお願いします。
https://mixi-recruit.snar.jp/jobboard/detail.aspx?id=kK-qxPZPFHM
※応募締め切りは8/17(水)23:59です
