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想い出共有スマホアプリ「Plannah」を作った3人に聞いてみた

こんにちはmixi PRスタッフです。

今回は、弊社イノベーションセンターより発表したスマホアプリ「Plannah」を作ったお三方に話を聞いてみました。

ダウンロード:Plannah(プランナー) -毎日の想い出の写真をかんたんに整理・共有できるアプリ-

※iOS版のみ、Android版は近日中に対応予定です。



----まずはスマホアプリ「Plannah」について簡単に教えてください。

(土戸) Plannah(プランナー)は、スマートフォンで撮った日常の写真を、簡単に整理できて、共有できるアプリです。これまでスマートフォンで撮ってきた写真を、一日ごとの想い出として自動的に振り分けされ、カレンダーから日めくりカレンダーのように簡単に振り返ることができます。

共有も簡単です。アルバムのタイトルを入力して、写真を選んで、共有する相手を選ぶ、3つのステップを踏むだけで、友達や家族、恋人に簡単に共有することができます。

共有されたアルバムは自分の写真だけではなく、共有された相手からも写真を追加することができるので、みんなの想い出をひとつの空間にまとめることができ、より充実な想い出アルバムが作られます。もちろんダウンロードも可能です。

また、このアルバムは、すべて自分だけのカレンダーに記録されているので、いつでも簡単に振り返ることができます。「去年の夏どう過ごしていたかな」「この前のデート楽しかったな」などの想い出を大切に取っておき、いつでも想い出すことができるのです。

----なぜ作ろうと思ったのか、開発のきっかけを教えてください。

(土戸) 最初に作りたかったのは、いわゆる「カップル向けSNS」と呼ばれているようなサービスでした。恋人同士は、通常の人間関係より密接なコミュニケーションを取っていて、夫婦や家族より熱量が高いケースが多いと考えます。

しかしながら、そのようなコミュニケーションを、今のオープンなソーシャル空間で行うことは困難で、彼女彼氏専用の想い出を貯めておける場所を作りにくいと考えました。

ここで改めて、「ターゲット」ではなく「何を実現したいのか」と考えたときに、「想い出を大切にする」というテーマが見えてきたので、フォーカスしていきました。

(衣川) よく妻とテレビを見ていて美味しい料理のお店が出てきたりすると、「あそこ今度行ってみたいね」などを会話を交わすことがありました。このような何気ない日常の会話は、本当はすごく大切なものであると感じていて、このような瞬間瞬間を忘れないようにしていきたいと思っていたので、プロダクトのイメージはすぐに思い浮かびました。Plannahの最初のターゲットとなるユーザー層は、普段たくさん写真を撮っていてコミュニケーション量も他より多い20代女子がメインですが、将来的には自分たちもひとりのユーザーとして活用できるとても心地よい場になると確信しました。

(永尾) 私は妻と旅行の計画を立てることが多いですが、日付や場所など、いわゆる予定を調整することに課題を感じていました。特に旅行の計画を立てる場合、検討すべき材料がたくさんありますので、もっと簡単にできる方法があると良いと思っていました。それだけではなく、決まった予定を記録しておき、その日まで楽しみにしていたいという気持ちもありました。毎年手帳を購入し、記録するようにしていますが、なかなか途中で挫折してしまい、記録が続かなくなることが多いんです。大切なことなので、簡単に記録でき、見返すことができると良いと思いました。

(土戸) 3人ともそれぞれきっかけは違うのですが、何かを大切にしたい気持ちをプロダクトにしたいと思っていました。そこで議論を進めていった結果、Plannahが生まれました。

最初に、「大切なものが生まれる瞬間について」考えました。

何か大切なものが生まれる瞬間は、必ずそのきっかけがあって、関わる相手がいます。そのきっかけを「予定」として捉え、予定が生まれて想い出として残るまでのストーリーを、コミュニケーションの単位としてまとめることにしました。

そこからプロダクトとして作ることを考えましたが、実際には、会話の流れから予定が生まれ、日程調整・管理を経て予定を実施し、想い出を共有するまでのステップは、意外と複雑なもので、これらをいきなりプロダクトにしてもおそらく良さがアピールできないと判断し、まずは予定実施後に手元に残る想い出の写真を簡単に共有できるようにすることで、わかりやすくシンプルなプロダクトに仕上げることに注力しました。

----どんな時に使ってほしいですか?

(土戸) Plannahを開発する前に、実際に20代女性の皆さんがどのように写真を管理・共有しているか、ユーザーインタビューを何度も行いました。いわゆる女子会のときの写真や旅行の写真はもちろん、日頃もたくさんの写真を撮っていて、枚数が増えれば増えるほどその管理に困っていました。そして、共有はメッセンジャーアプリなどを使って行うケースが多かったのですが、やはり振り返るときにとても不便さを感じていました。

Plannahはこのような課題が解決できるプロダクトですので、実際に試作品のデザインなどを見せながら伝えたところ、これまでの写真を整理するときはもちろん、普段みんなで遊んだときの写真や恋人との写真を簡単に共有できると喜んでくれました。

(衣川) 開発が進み、徐々にプロトタイプとして使えるようになってきてからは、妻ともうすぐ1歳となる子供の写真を共有するのに活用しています。これまでは先ほどの20代女子同様、メッセージに写真を添付して送り合っていたのですが、それでは子供の成長を振り返ることができませんでした。今では二人がそれぞれ撮った子供の写真を毎日のアルバムにアップロードして、日付を追いながら見返すことができるので、ますます親バカになっています(笑)

(永尾) 僕はちょうど今週末に友人の結婚式があるので、その写真をみんなで共有するために使ってみようと思っています。結婚式に参加する度に思っていたのですが、これだけインターネットが発達した今でも、なかなか写真を同じ場所に集めて振り返ることができていません。結婚式の写真は端から見ると同じように見える写真が多く、SNSに何枚もアップロードすることに躊躇してしまいますが、新郎新婦はもちろん参加者からするとすべて大切な想い出ですので、Plannahで全て見れるので最適なプロダクトだと思います。

----何名のチームで製作されてるのですか?

(土戸) Plannahチームは3人のチームです。私が事業統括責任者としてプロダクトマネージメントおよびマーケティングを担当しています。

(衣川) 私は技術責任者としてアプリの開発はもちろん、サーバー側の開発、インフラの構築および運用を含むすべての技術開発を担当しています。

(永尾) 私はデザイン責任者としてアプリ、ウェブサイトのUI/UXデザインを行っています。Plannahのキャラクタであるキリンも作り、Tシャツも作りました(笑)。

(土戸) この3人のメンバーは、短期集中型のプロダクト開発においてミニマムな構成だと思っています。もちろんよりBizDev・GrowthHackに特化したメンバーや、サーバーサイド開発に特化したメンバーなど、欲を言えば切りがありません。しかし、ゼロベースでモノを構想していき、しっかりコンセンサスを取りながら速いスピードでプロダクト開発を実施するためには、最適な構成だと感じています。

(衣川) 開発手法としては、スクラム開発のフレームワークを導入しています。元々今のチームに移る前に、土戸とはスクラム開発を積極的に実践していました。今回のPlannahにおいても、短期間で最も必要な機能だけを実装する必要がありましたので、プロダクトバックログを用意し、提供すべき価値を優先度順に列挙した上で、上位から開発を進めてきました。新規開発になりますので、土戸が考える「提供すべき価値」や、永尾が考えるUI/UX、もちろん技術的仕様の変更は日常茶飯事でしたが、プロダクトバックログを常に更新し、正しい優先度順で維持することで無駄なく開発を進めることができました。

----キリンがサービスのキャラクターですか?

(永尾) そうなんです(笑)、キリンのイラストをキャラクタとして採用しています。誰しもが子供の頃、遠足の日を指折り数えながら楽しみにしていた経験があると思いますが、想い出が積もっていく楽しみを「首を長くして待つ」ということわざに例えています。あとはご想像通りで、首が長い動物であるキリンをそこにかけている形になります。

----今後の展開や、検討していることなどを教えて下さい。

(土戸) 直近だと、仲間内のコミュニケーションがより豊かになるような機能を考えています。また、冒頭で「予定」に関する話が頻繁に出ていたと思いますが、想い出の整理・共有のみならず、予定の管理・調整からのストーリーをひとつの体験としてご提供していきたいと思っています。もちろんそこには写真だけではなく、さまざまな形の想い出があると思いますので、それらにも対応していく予定です。

(衣川) またこれらは当然シンプルかつわかりやすいものとして拡張していく予定です。ユーザーの皆さまにとって複雑かつ使いづらいものは、開発者にとっても複雑かつ作りづらいものですので、簡単なものを簡単にご利用いただけるよう開発していきます。そして、Plannahを使っていただく皆さんにとって心地よい場をご提供できる、あたたかいサービスにしていきたいと考えています。

(永尾) キリンのバリエーションももっと増えてくるかもしれません(笑)。

----ありがとうございました。

ダウンロード:Plannah(プランナー) -毎日の想い出の写真をかんたんに整理・共有できるアプリ-

※iOS版のみ、Android版は近日中に対応予定です。